遠い親戚にどことなく品があると感じられる人が居ます。
遠い親戚なので、頻繁に会う機会はありません。冠婚葬祭などで何年ぶりかに会うことがありました。いつ会っても、歳を取っていてもいつも品があるのでどうしてだろうと思いました。
恥ずかしながら、我が家系はあまり裕福ではなく、上品に育てられたということもありません。それでもその親戚だけが上品に見えるのです。着ているものがいいのかもしれないと思いました。露骨にブランドなどを聞くことができなかったのですが、ちょっと近づいてみた時に感じられたのは着こなし方がキレイだと思ったことです。
高級な衣服を身に着けているようには思えないのですが、上下の組み合わせがしっくりくるものを好んで着ているように感じられました。色味は全部地味です。柄が入った衣服を着ているわけではなく、いつもシンプルな単色ばかりをコーデしています。そして、衣服がいつもピシッとしているのです。きちんとクリーニングに出したり、アイロンをかけたりしているのでしょう。
さらに姿勢もキレイなのでレディース通販サイトで購入した服は上品に見えるのだと思うようになりました。歳を取ってからやっと対等に話ができるようになったのですが、その時にそれとなく上品なスタイルコーデについて当人に聞いてみる機会があったのです。
衣服にこだわりを持つことはなく、近所のファストファッション店で適当に購入しているということでした。安価なものでも組み合わせが上手で、きちんと衣服を手入れしているからこそ、上品に見えるのかもしれません。
そして、姿勢や振る舞いなどにも気をつけることで、上品スタイルコーデに見えるのだと実感しました。
私ももう少し歳を取ったら、その親戚のようなコーデを目指したいと思っています。